「薩摩の女(ひと)」 by 北島三郎
知らない人のほうが多いかな…
単に私にとって思い出深い歌と言っていいでしょうか。
事実上の現役引退とも取れる、紅白歌合戦の出場に幕を下ろしたサブちゃん。
演歌界を代表する歌手ですし、歌っている名曲も数知れず。皆さんもよく知っている歌がたくさんあるでしょう。
しかしながら、知っているから歌える、と言うものではないのもよくご存知ですよね。
そう、サブちゃんの歌は、非常に難しいんです。
もともと、演歌歌手の方ってずば抜けた歌唱力をお持ちですが、こと、低音から高音まで幅広い音域と抑揚の強弱において、これほど難しい楽曲を時に力強く、時にはかなく歌えるのはこの方ぐらいじゃないでしょうか。
ここで少し昔話をしましょう。
今を遡ること十数年前、私がまだサラリーマンをしていた頃、よく飲みに行っていたカラオケパブで、ある時から良く会うようになった方がいらっしゃいました。
その方、ここではAさんとしましょうか。このAさん、たまにカラオケを歌ってらっしゃるんですが、まぁ歌の上手いこと上手いこと。この人プロなのかな?と思うほどでした。
で、当時の私の仕事で言うと、年に数回の鹿児島出張があって、その時に現地ディーラーの社長さんと飲みに行くわけですが、この社長さんがまたカラオケ好きでいらっしゃって。
まだ20代だった私は、親よりも上の世代の方たちとカラオケなどしたこともなく、歌う歌に困っていたんですな。
そこへ救世主のように現れたAさん。思い切って言いましたよ。
K 「鹿児島の方と飲んだ時に何を歌ったらいいですかね?」
Aさん 「そうねぇ、それなら”薩摩の女”がいいんじゃない」
K 「薩摩の女?誰の歌ですか?」
Aさん 「北島三郎さん。でもね、この歌、難しいよぉ」
K 「サブちゃん!?しかも難しいのか…」
Aさん 「まぁこれから練習しようか」
Aさんはこの歌を中心に他にも数曲教えてくださったんですが、それからと言うもの、その店で会うたびに歌ってくださりつつ、私が歌うのを聴いてくださっていたんですよ。
この甲斐あって、鹿児島出張も苦ではなくなりましたねぇ。
え?それは遊びの話だろって?何を言ってるんですか、今も昔もサラリーマンの大事な仕事の一つですよ、アフター5の付き合いは。
ということで、昔の思い出に浸りつつ、連休の日曜日もスタートですよ。
知らない人のほうが多いかな…
単に私にとって思い出深い歌と言っていいでしょうか。
事実上の現役引退とも取れる、紅白歌合戦の出場に幕を下ろしたサブちゃん。
演歌界を代表する歌手ですし、歌っている名曲も数知れず。皆さんもよく知っている歌がたくさんあるでしょう。
しかしながら、知っているから歌える、と言うものではないのもよくご存知ですよね。
そう、サブちゃんの歌は、非常に難しいんです。
もともと、演歌歌手の方ってずば抜けた歌唱力をお持ちですが、こと、低音から高音まで幅広い音域と抑揚の強弱において、これほど難しい楽曲を時に力強く、時にはかなく歌えるのはこの方ぐらいじゃないでしょうか。
ここで少し昔話をしましょう。
今を遡ること十数年前、私がまだサラリーマンをしていた頃、よく飲みに行っていたカラオケパブで、ある時から良く会うようになった方がいらっしゃいました。
その方、ここではAさんとしましょうか。このAさん、たまにカラオケを歌ってらっしゃるんですが、まぁ歌の上手いこと上手いこと。この人プロなのかな?と思うほどでした。
で、当時の私の仕事で言うと、年に数回の鹿児島出張があって、その時に現地ディーラーの社長さんと飲みに行くわけですが、この社長さんがまたカラオケ好きでいらっしゃって。
まだ20代だった私は、親よりも上の世代の方たちとカラオケなどしたこともなく、歌う歌に困っていたんですな。
そこへ救世主のように現れたAさん。思い切って言いましたよ。
K 「鹿児島の方と飲んだ時に何を歌ったらいいですかね?」
Aさん 「そうねぇ、それなら”薩摩の女”がいいんじゃない」
K 「薩摩の女?誰の歌ですか?」
Aさん 「北島三郎さん。でもね、この歌、難しいよぉ」
K 「サブちゃん!?しかも難しいのか…」
Aさん 「まぁこれから練習しようか」
Aさんはこの歌を中心に他にも数曲教えてくださったんですが、それからと言うもの、その店で会うたびに歌ってくださりつつ、私が歌うのを聴いてくださっていたんですよ。
この甲斐あって、鹿児島出張も苦ではなくなりましたねぇ。
え?それは遊びの話だろって?何を言ってるんですか、今も昔もサラリーマンの大事な仕事の一つですよ、アフター5の付き合いは。
ということで、昔の思い出に浸りつつ、連休の日曜日もスタートですよ。
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